北海道には縄文遺跡がたくさんあるというのはご存知でしたか?
北海道と北東北の縄文遺跡をまとめて「北海道・北東北の縄文遺跡群」として平成30年度には世界文化遺産推薦候補に選定されています。
これまで縄文時代にはあまり興味がなかったのですが、各地の博物館などを見学して知識が増えてくると、最近は縄文遺跡めぐりが楽しくて仕方ありません(笑)
今回は伊達市にある北黄金貝塚公園に行って北黄金貝塚情報センターを見学してきました。
将来の世界文化遺産(なるかわかりませんが希望です(^^ゞ)を今のうちから見ておきたい人、歴史にちょっとでも興味のある人はぜひ行ってみて欲しい場所です。
北海道の縄文遺跡 ・史跡北黄金貝塚公園にある情報センターを見学
史跡北黄金貝塚情報センターのアクセス情報
開館時間 4月1日~11月30日(冬期間は閉鎖)
開館時間 9時~17時
入館料 無料
駐車場あり 一般車両30台、大型バス10台
北黄金貝塚公園は縄文文化を体験できる史跡公園として整備されています。
北黄金貝塚から出土した品は併設されている北黄金貝塚情報センターに展示されています。
情報センター前に駐車スペースがありますが、こちらは体の不自由な方用のスペースのようなので、私は少し離れた砂利の駐車場を利用しました。
北黄金貝塚情報センターの建物からそんなに遠くはありません。
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北黄金貝塚情報センター内部
展示フロアはこの1階のみでそれほど広くありませんが、個人的にはとても楽しかったです。
ここで放映されているVTRを視聴すると北海道・北東北の縄文遺跡群についてよくわかります。
5分超くらいで10分はないVTRだったと思いますが、北海道・北東北の縄文遺跡群がもっと注目されてもいいのではないかなーと思いました。
あと面白かったのは縄文時代の人たちも今の人間と基本的な思考は何も変わらないなーと思うところですね。
水や食料がある近くに集落を作るとか、当たり前と言えば当たり前かもしれないですが、やっぱりそう考えますよね!というところですよね。
その時の技術に合わせた行動をとっている。現代人が縄文時代に行ったとしても同じことしかできないのではないでしょうか?
縄文時代は1万年以上もあったんですがそれほど昔の人間でも思考は同じなんだなーと感じたのが面白かったです。
最近新年号の「令和」で「万葉集」が話題になっていますが、万葉集に書いていることをみても、今の人と考えること同じだなーと思わないですか?万葉集の時代よりもさらに昔の人も同じなんですよね(笑)
歴史を知るとこういうところは面白いです。
だから歴史を知ると未来も予測できる可能性もある。過去の経験を大事にしなければいけないな、と思います。
観るだけではなくて貝塚を触れる体験コーナーなどもあります。
貝塚はごみ捨て場ではなかった!
貝塚ってどういうイメージがありますか?
私は小学校で、「貝塚はごみ捨て場」と確かに習いました。
でも、ここの出土品を見ると、少なくともこの場所ではそうではなかったようです。
人も、貝も同じように埋葬されていることから、ごみ捨て場ではないということがわかるそうです。
全てのものには命がると考えられていて道具も壊れたら供養されていたようですね。
このあたりは現代人とは少し違う感じなのかもしれないとも思いますが、日本人が物を大事にする国民性があると海外の人から言われるのを考えると、昔の思考がどこかに残っているのかもしれないとも感じます。
いやー興味深いですね。
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北黄金貝塚情報センターの魅力は目の前に縄文文化が再現されているところ!
北黄金貝塚情報センターの目の前から公園を見た写真です。
ちょっとわかりづらいでしょうか。
北黄金貝塚情報センターで学んだ縄文遺跡は目の前に実際にある場所で、しかも集落が再現されているのです。
これはなかなか見ごたえありますよ。
まとめ
北黄金貝塚公園は北黄金貝塚情報センターで北黄金貝塚遺跡について学び、その遺跡集落が目の前に再現されていて縄文文化を体験できるとても面白い魅力的な場所でした。
1万年以上前の光景が目の前に再現されているというのはワクワクしますよね。
北黄金貝塚で貝塚はごみ捨て場ではなかったということを学ぶと、現代の人間は強大な力を手に入れてしまって傲慢になってしまったのかもしれないとも考えさせられますし、遺跡見学では色々考えさせられることもありますね。
いよいよ冬期間が終わって様々な場所がオープンしてきます。これからさらに縄文遺跡めぐりが楽しみです(^^ゞ
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