今回は気象庁の観測地、十勝(とかち)エリアのデータをまとめてみました。
日本で一番寒い町と言われる陸別町を含むエリアです。さぞ雪深いのだろうと思ってデータをまとめてみましたが実は・・・。
2015年から2018年までのデータを記録しておきます。
今回も2015年から2018年の寒候年のデータです。寒候年とは前年の8月1日から当年の7月31日までの期間のことです。2018年の寒候年データというのは2017年の8月1日から2018年の7月31日までのデータのことです。
この記事のデータは気象庁気象庁ホームページ(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php)の気象庁「過去の気象データ検索」で検索したデータベースをもとに私が作成してものになります。
十勝エリアの降雪量データ2015年~2018年
出典:気象庁ホームページ (http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php)
気象庁「過去の気象データ検索」のデータベースをもとに当サイト管理人作成
信頼性の低いデータは「データなし」としています。
関連記事:北海道降雪量と積雪量のまとめランキング2018多いまち少ないまちはどこ?
2018年十勝エリア降雪量データ
2018年 | 雪(寒候年・cm) | ||
地点 | 降雪の合計 | 日降雪の最大 | 最深積雪 |
陸別 | 349 | 36 | 83 |
ぬかびら源泉郷 | 515 | 45 | 131 |
上士幌 | 344 | 42 | 82 |
本別 | 221 | 26 | 48 |
新得 | 413 | 55 | 103 |
帯広 | 238 | 47 | 106 |
芽室 | 439 | 60 | 120 |
浦幌 | 218 | 20 | 50 |
帯広泉 | 372 | 59 | 135 |
上札内 | 599 | 62 | 132 |
大樹 | 494 | 47 | 117 |
広尾 | 399 | 59 | 127 |
棒グラフも作っています。グラフ画像はクリックすると大きくなります。
十勝地方も合計降雪の量の割に最深積雪が多いという印象です。
陸別も最深積雪83cmありますが、合計降雪量は349cmなんですよね。
帯広はさらに差があって合計降雪量が238cmと少ないのですが最深積雪は100cmを超えています。
2018年は合計降雪が一番多いのは上札内(かみさつない)、最深積雪が一番多いのも帯広泉(おびひろいずみ)です、合計降雪が一番少ないのが浦幌(うらほろ)、最深積雪が一番少ないのは本別(ほんべつ)でした。
ちなみに「帯広」と「帯広泉」という地点がありますが、帯広泉は帯広空港の気象情報のようです。
参考までに以前作成の石狩エリアのグラフも入れておきます。
関連記事:札幌周辺(石狩エリア)で一番降雪量の多い(少ない)観測地域はどこ?
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2017年十勝エリア降雪量データ
2017年 | 雪(寒候年・cm) | ||
地点 | 降雪の合計 | 日降雪の最大 | 最深積雪 |
陸別 | 278 | 20 | 66 |
ぬかびら源泉郷 | 473 | 33 | 106 |
上士幌 | 211 | 24 | 42 |
本別 | 194 | 20 | 44 |
新得 | 337 | 30 | 83 |
帯広 | 211 | 28 | 63 |
芽室 | 305 | 27 | 75 |
浦幌 | 165 | 25 | 42 |
帯広泉 | 363 | 32 | データなし |
上札内 | 480 | 34 | 101 |
大樹 | 376 | 35 | 81 |
広尾 | 375 | 40 | 86 |
2017年最深積雪が100cmを超えるところが2018年に比べてかなり減りましたね。
データをまとめる前に思っていたのと違って雪が少ない印象です。
2017年合計降雪が一番多いのは上札内、最深積雪が一番多いのはぬかびら源泉郷、合計降雪が一番少ないのは浦幌(うらほろ)、最深積雪一番少ないのは浦幌と上士幌(かみしほろ)でした。
参考までに以前作成の石狩エリアのグラフも入れておきます。
(千歳の最深積雪データは信頼性が低いためデータを抜いています)
2016年十勝エリア降雪量データ
2016年 | 雪(寒候年・cm) | ||
地点 | 降雪の合計 | 日降雪の最大 | 最深積雪 |
陸別 | 303 | 37 | 102 |
ぬかびら源泉郷 | 403 | 32 | 106 |
上士幌 | 229 | 27 | 52 |
本別 | 200 | 22 | 60 |
新得 | 345 | 50 | 93 |
帯広 | 210 | 46 | 97 |
芽室 | 290 | 62 | 111 |
浦幌 | 179 | 31 | 55 |
帯広泉 | 335 | 58 | 125 |
上札内 | 393 | 60 | 110 |
大樹 | 317 | 60 | データなし |
広尾 | 215 | 44 | データなし |
2016年は全体的に合計降雪量が少ないですね。
十勝ってこういうエリアとは思っていなかったですね。意外です。
それでもやはり合計降雪の割に最深積雪が多い気がします。
2016年合計降雪が一番多かったのがぬかびら源泉郷で最深積雪が一番多いのは帯広泉、合計降雪一番少ないのは浦幌、最深積雪一番少ないのは上士幌でした。
参考までに石狩エリアのグラフを入れておきます。
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2015年十勝エリア降雪量データ
2015年 | 雪(寒候年・cm) | ||
地点 | 降雪の合計 | 日降雪の最大 | 最深積雪 |
陸別 | 366 | 37 | 106 |
ぬかびら源泉郷 | 398 | 43 | 139 |
上士幌 | 257 | 34 | 72 |
本別 | 205 | 28 | 64 |
新得 | 392 | 42 | 84 |
帯広 | 216 | 35 | 80 |
芽室 | 311 | 34 | 77 |
浦幌 | 220 | 22 | 69 |
帯広泉 | 331 | 43 | 111 |
上札内 | 452 | 40 | 122 |
大樹 | 351 | 33 | 129 |
広尾 | 348 | 50 | 129 |
2015年は合計降雪が400cmを超えているのは上札内のみ。
上士幌、本別、帯広、浦幌は合計降雪200cm台です。4年間で見ても少ない地域ですね。最深積雪はそれなりにあるのですが。
2015年合計降雪が一番多いのは上札内、最深積雪が一番多いのもぬかびら源泉郷、合計降雪が一番少ないのは本別、最深積雪が一番少ないのも本別でした。
2015年も参考までに石狩エリアのグラフを入れておきます。
まとめ
データを調べる前には雪深いというイメージの十勝地域でしたが、データを見て思ったことは意外と雪が少ない地域ということです。
最深積雪はそれなりに多いので雪深いというのは間違いではないと思いますが、降雪量は北海道の中では少ないという印象です。
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